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INTRODUCTION
ケラリーノ・サンドロヴィッチの過去戯曲を才気溢れる演出家たちが
異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ「KERACROSS」。
シリーズラストとなる今作はKERA自ら作・演出、女優7名と描くまさかの新作書き下ろし!
手練れの女優7人と一緒に辛辣なコメディを作ってみたい。会話劇だ。会話、会話、会話。今は一応コメディと呼んでおくけれど、作品を占める笑いは苦味の強いものばかりになるかもしれない。
2020年から2022年(それはコロナ禍と重なる)には原作モノひとつ含めて5本の芝居を書いた。その中には、心温まる群像劇や、家族で観て皆が笑顔で帰れるようなファンタジーもある。創りたくて創ったのだし、満足もしているが、2023年に入るとまったくそうした気分ではなくなっていた。軽いものを書こうにも己の気持ちに軽やかさが無い。それで、ズッシリと重く冷ややかな世界に美しさを探り、緊張感が支配する2本の芝居を書いた。
年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。公表されたビジュアルの通り、「居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち」がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。
今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(チラシコメントより)
宮沢りえ
鈴木杏
犬山イヌコ
堀内敬子
水川あさみ
峯村リエ
小池栄子
CAST

美術:秋山光洋 照明:関口裕二 音響:水越佳一 音楽:鈴木光介 映像:大鹿奈穂 上田大樹
STAFF
衣装:伊藤佐智子 ヘアメイク:谷口ユリエ 演出助手:相田剛志 舞台監督:福澤諭志 奥田晃平
宣伝美術:榎本太郎 宣伝撮影:伊藤大介 宣伝衣装:伊藤佐智子 宣伝ヘアメイク:谷口ユリエ
プロデューサー:高橋典子・浅見亜希子(キューブ)龍貴大・尾木晴佳(東宝)
制作:瀬藤真央子(キューブ) 制作助手:渋谷遥(東宝)
製作:北牧裕幸(キューブ)